クルーズと船室 最終更新日:2016.07.01
- 窓のない船室
- 窓のある船室
窓のない船室
クルーズの価格は、船室つまり客室キャビンでランク付けされるのですが、どの船室がよいかは、それぞれの旅の目的によっても変わってくるので一概に言えませんが、少しでも費用を抑えたい人は、一番ランクの低い船室をおすすめします。
なぜなら、船の施設は充実しているので、自分たちの船室で過ごす必要がないからです。むしろ、船の施設を利用しないともったいないです。
また、窓がないということは、船の内側に位置しているということで、船の中では揺れにくい場所であり、また、施設は上階にあることが多いので、ランクの低い船室は、施設から一番遠い位置であるため、船の下方にあることが多く、船の重心に近く、船酔いしにくい場所である可能性が高いのです。
ただし、窓がないことのデメリットはあります。まず、電気を消すと真っ暗で、朝になっても真っ暗なので、寝ている間は時間の感覚が分かりません。夜中時計を見るにも明かりを付ける必要があり、不便です。だからといって、暗いのが不便だからと電気を付けて眠ると、体内時計がおかしくなり、目覚めがすごく悪くなります。内側船室の場合は、ライト付の時計を持参した方がよさそうです。
また、起きた時にその日の天候も分かりません。もちろん船室にあるテレビで放映しているインフォメーションで、気候や温度が分かるのですが、実感がわきにくいです。だけど、外に出ればすぐに分かることなので、ちょっと不便なだけです。
窓のある船室
窓のある船室では、ふと目覚めた時に朝焼けが見えたり、島々が見えて、もう寄港地が近いことを感じたり、船旅らしさを感じられるキャビンです。船室はどうしても限られたスペースであるため、閉塞感を感じますが、窓があるだけで、少し部屋の大きさが広がったように感じます。
ただし、外側に位置しているため、揺れを感じやすいかもしれません。また、窓の外を眺めていると(特に近くを)気分が悪くなることがあります。
しかし、日光が差して、朝の目覚めは気持ちがよく、日中は明るいので、やはり窓なし船室に比べて快適です。少し余裕があるなら、窓あり船室を選択してもいいかもしれません。
そんな余裕はないよ!という方も、ギャランティーキャビンで予約(あるランク内でどこでもよいとする予約)すると、最低ランクの船室を予約していても、このような窓あり船室にアップグレードされる可能性もあります。
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